レザーシートには、その表面保護を目的に何らかの加工が施されていますが、その表面加工の上に、さらに保護効果を持つコーティング被膜を形成することで、表面加工の劣化を抑制します。2種類の機能成分^※をバランスよく3次元架橋した、密度の高い柔軟性のある連続被膜を形成。レザー表面への密着性が高く、優れた耐久性、耐摩耗効果により、摩擦によるレザー表皮の劣化を抑制し、表面加工ごと新品のレザーの風合いを長期間持続させます。

※2種類の機能成分／柔軟性を持ちつつ、水性の汚れ（飲料、デニム染料など）と、油性の汚れ（皮脂、油脂など）の2つの相反する汚れ両方に対応した複合被膜成分。

電子顕微鏡による革表面の写真（×400)

※表面加工していない本革を使い、1kgの荷重をかけた6号帆布で、5,000回の擦り試験を実施。未施工の本革には劣化が見られますが、CPCレザーコーティングを施工した本革には劣化が見られず、保護されていることがわかります。

本 革

合 皮

結果

負荷を集中させた状態で500回往復擦り上げた後は、施工していない本革・合皮については双方ともキズやヨレが確認されました。CPCレザーコーティングを施工していたレザーは、本革・合皮ともキズは確認されず、ヨレもわずかなものになっています。このことからCPCレザーコーティングは、本革・合皮に対して保護効果を有することが確認できました。

※表面加工していないレザーを使用しています。

色移りが確認しやすい白の本革の半面にCPCレザーコーティングを施工。

色移りしやすいように湿らせたデニム生地を用意し、10回往復程度、本革全面を拭き上げます。

結果

湿らせたデニム生地で拭き上げた後の本革には、施工していない表面にはデニムの色が付着していることが確認されました。CPCレザーコーティングを施工していた表面には、わずかな色移りが確認されたものの、未施工の表面と比較すれば大幅に薄いものになっています。このことからCPCレザーコーティングは、本革表面への色移りを抑制する効果を有することが確認できました。